東和ヨメの、すっきり収納がんばっとるに。

数ヶ月ぶりだ。ブログのことを忘れたわけではない。

ただ、なんというか、いろいろあった。


8月に父が亡くなった。末期がんで入院して半年というところだった。

私は40歳の喪主となった。微妙なお年頃。若くはないけど喪主としてはやや若いか。


近親者を看取ったことがある方なら想像できるであろうが、

色々あったとしか言いようがない。

簡単に言い尽くせない。


悲しさ。大変さ。疲労。後悔。うらみごと。感謝。

そんな中に笑いもあったりする。

ジェットコースターのように上下に変わる気分。疲れる。眠れない。

父の病気がわかってから半年間、乳飲み子を抱えての日々であった。


亡くなってからも、まだまだいろいろある。

現在進行形でいろいろある。



とはいえ、少し落ち着いてきた。

慌ててやらなければいけないことが減ってきた。

こうしてブログを書こうという気持ちになれた。




四十九日を終えた今、父の住居を片付けつつ、その他諸々の後始末をしている。


遺品整理をした人は皆一様に

「二度としたくない。自分の子どもにはこんな思いをさせたくない」

と言うと読んだことがあるが、まさにそんな気分。






そんなわけだから、自分はますます持ち物を少なく暮らしたいという気持ちが強くなった。



身軽になって家のことを短時間で華麗にこなす。

上手に時間を作ってほがらかに暮らす。


会いたい人に会う。読みたい物を読む。みたいものを観る。





楽しんだもの勝ちといつも夫は言うが、その通りだと思う。




近親者を亡くして、その言葉通りなのだと確信を持った。

薄っぺらな、気分だけの言葉じゃなくて、さまざまな思いを含んでいる言葉だと思う。

そういう「楽しんだもの勝ち」なのだと思う。

生きてるうちに精一杯のことをして、精一杯楽しまねばね。



私の父は2度も離婚しており、家庭人としては完全に失格。

そのほかにもいろいろ問題があって、お世辞にもいいお父さんとは言えなかった。

けど、私の周りに、たくさんの素敵な人たちとの接点を残してくれた。




たくさんの、いかした、面白い、大人たちとのつながり。

それこそが遺産だ。

ありがとう。





私たちがいきいきと幸せに生きていくことが一番の供養だと思っている。

だで日々張り切って供養する。

そんじゃあのん。





先日、豊橋落語天狗連の月例寄席【花園商店街（ＨＡＮＡＣＯＹＡ）】にて、特別追善公演ということで

何逸亭やん泥のおはこを、父より上手なみなさまがやってくれた。

笑いに笑った。


たぶん以下の噺。

・金明竹 わてな加賀屋佐吉から…なハナシ

・野ざらし　粋な年増のお骨を釣ろうというハナシ

・火焔太鼓　太鼓売れそうだけど、殿に松にくくられそうになるかもと心配するハナシ

・厩火事　髪結いの亭主がいざとなったら女房のからだを心配するハナシ


疎くてごめんなさい、間違っていたらご一報を。


どれも懐かしかった。

父が子どものころの私相手に稽古してた噺だったと思う。

やたら記憶にあった。




久しぶりに聞いたが、やっぱり面白いもんだ、落語。

聞かにゃ損だに。


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